早期の英語学習にはたくさんのメリットがあります

外国語を勉強すると、趣味や仕事に役立つ、人生の幅が広がる、国際感覚が身につくといったもの以外に、脳に及ぼす科学的メリットがあるという多くの研究結果がアメリカやカナダの大学の研究チームなどから発表されています。

語学学習のメリットの一部を紹介します。

 

1. ワーキングメモリの性能が上がる

ワーキングメモリとは、短時間で情報を保持し、処理する能力のこと。この能力は、主に幼少期に発達します。おとなになってからもワーキングメモリを磨いていくことはできますが、子どもの時期より新しい言語を学ぶことは困難に感じるもの。

 

2. 数学のスキルが向上する

新しい言語の構造を学ぶことは論理的で構造的な思考を必要とします。

数学を長時間勉強した子どもたちより、外国語を勉強して数学の勉強時間が減った学生の方が優れた成果を挙げたという研究結果も。

 

3. 他者に共感する能力に優れている

一番重要なのは、言語学習は自分とは異なる他人の立場になって考えたり全く異なるものの見方で世界を見ることになることです。従って、他人に対する共感力が発達、他の人の気持ちもわかるようになります。

もっと他者に共感することができれば、周囲の人ともコミュニケーションを図ることができ、素晴らしい人間関係を築くことにも役立つはず。

 

4. 物事の優先度を識別する能力、複数の作業を同時にこなす能力が高い 

作業効率の低下が起きにくく、認知能力が柔軟になって不慣れな状況にも適応しやすくなる。正しい情報を入手するスピードに優れている。

これは日頃からバイリンガルの人たちが、言語を使い分ける際に行っている「脳のはたらき」によるものだとしています。集中力もあがるため、あらゆる学習が早くなります。

2カ国語話せるビジネスマンほど、マルチタスクをこなすこともでき、より多くの収入を得ているという統計もあるそうです。

 

5. 脳が発達する  

海馬(記憶に関わるエリア)や大脳皮質が発達します。

アルツハイマー病や認知症の予防になるか、発症を4.5年遅くらせる可能性がある。これは最も効果のある薬でも6〜12か月しか症状を遅らせることがないのに比べるとはるかに強力です。

 

6. 注意力・音節を判断する力に優れている

音節を判別する能力に優れていて、ざわめきに埋もれた音節も感知できる。

頭の中で二つの言葉が行き来しているため、関連性のあるものとそうでなものとの判別が非常にうまくなると研究者は説明しています。

注意力のコントロールがうまく、目の前の作業から気がそれにくい傾向がある。

7. 決断できるようになる

仕事の面でも、プライベートでも大切なのが、決断力。曖昧な態度でいると、周囲にネガティブな印象を与えてしまいます。2か国語以上話せる人はモノリンガルに比べて、物事を理性的に考え、判断する力に優れていることが分かりました。これは母国語ではない言語を使って物事を判断するとき、私たちは客観的に物事を考えられるから決断しやすくなる、というのがその理由のようです。

8.脳の切り替えが早く集中力がある

脳内の言語分野を発展させるだけでなく、他の認知能力も改善させることから、より創造的に問題を解決することに長け、集中力も高く計画性に優れているそう。
さらに、自分の周りで話されている内容を聞いた時、第二言語を使う時のように、脳内で素早く言語システムを切り替えることができるため、周囲の環境に注意を払うこともできるといいます。
 

英話学習の臨界期.png

英語学習に適した年齢があると、多くの論文で報告されています

諸説ありますが、多くの論文で第二言語習得の臨界期は7~10歳と言われています。

7歳位までの子供達は第二外国語を母国語と同じように習得することが可能です。

学習するのではなく、自然に習得する能力を持っているのは今だけです。

感覚を司る右脳の発達は赤ちゃんから5歳頃が活動のピークと言われています。

0歳の赤ちゃんは、世界中の言語を聞き取れる無限の能力を持っています。

間違えることを恐れずに、トライできるのも今のうちです。

英語習得は、早ければ早いほどいいんです!